先日、娘が第2子を出産した。妊娠33週の出産で体重が2280グラムだった。親族のお葬式に遠出した後、陣痛が始まった為の早産であった。
何回か病院に見舞いに行ったが、保育器の中にいる小さな赤ん坊を見て、生命の誕生の神秘さを思った。こんなに小さな赤ちゃんが成長して、一人前の人間になるんだと。
その成長の過程で親子共々、様々な事を学び喜びや悲しみを味わいながら、人生の花を咲かせ果実を結んでいくんだなと思った。
娘は今、名前を何とつけようかと色々な人に相談しながら、また他のことでも忙しく準備している。しばらくは実家である我が家で、上の子と一緒に過ごすことになるので賑やかになりそうだ。
赤ん坊も本来の出産予定日には退院出来るようなので、上の子に踏まれないように対策も考えなければならない。
それもこれも大変なようであるが、娘も婿も私たちも喜んでやっている。
最近は、核家族と言われるようになって久しいが、娘の2回の出産を経験して、親が近くにいることがどんなに心強く感じたことだろうかと思った。
両親や祖父母と言った、年輪を重ねてきた人たちの経験という財産を、今の若い人たちは失っているように感じてならない。